ニセ電話詐欺被害の発生について
福岡県内JAにおけるニセ電話詐欺被害の発生について
福岡県内のJAにおいて、税務署およびJA職員を装った犯罪者からのニセ電話詐欺の被害が発生しております。
JA職員が電話でATM操作を依頼することは絶対にありませんので、お客様につきましては、十分にご留意いただきますようお願い申しあげます。
本件の具体的な顛末は以下のとおりとなります。
内容
被害者:60代女性
- 被害者女性の家の電話宛てに税務署を偽る犯人より「国税の還付金があるため、取引のある金融機関を教えてください。」との電話がある。
- 被害者女性がJAを含む複数の取引金融機関を教えると「後ほどJAのコールセンターより案内するため、JAのATMに向かってください。」と犯人より指示がある。
- 被害者女性がATMに到着すると、JAコールセンターを偽る犯人より、電話で振り込みの指示がある。(①残高照会→②振込の流れで誘導)
- JAコールセンターを偽る犯人は被害者女性に振り込みをしている認識を与えないため、「還付金の用紙を出すための手続きを行います。私がATMを遠隔操作しているため、言うとおりに操作してください。」という旨の指示を出す。
- 被害者女性は犯人の誘導のまま振り込んでしまった。
※ATMの仕様上、振込をする際に、振込先入力画面にて3秒~5秒待機すると「お振込み先」が赤丸で囲われガイダンスが流れる。犯人はその仕様を知っており、アナウンスに併せて電話で画面上の指示をすることで、被害者女性はコールセンターが遠隔操作のうえ還付金用紙を出力する操作をしていると信じきってしまった。振込金額入力の場面においても金額ではなく数字の羅列を入力している認識であった。